出入国在留管理局で日本人の配偶者ビザを申請した

 

日本人の配偶者ビザ

 

 タイの女性と結婚して日本で生活するためには、

ビザの申請が必要である。

 

日本タイに婚姻届けを提出してから、

タイの結婚証明書を取得しなければならない。

 

私の経験を交えながらお伝えしよう。

 

 

用意するもの

 

日本人(男性)の場合

①在留資格変更許可申請書(管理局にあります)
②戸籍謄本(婚姻の事実が記載されているもの)

③住民票(世帯全員の記載のあるもの)
④納税証明書
⑤身元保証書(管理局にあります)
⑥質問書(管理局にあります)

 

 

タイ人(女性)の場合

①結婚証明書(タイ国郡役場発行)
それを、タイ国外務省の認証を受け
英語訳文日本語訳文にする。

 

②家族登録書(タイ国郡役場発行)

これも、タイ国外務省の認証を受けてから
英語訳文日本語訳文にする。

 

③二人が写っている写真(数枚)

④パスポート

⑤外国人登録書

 

その他
二人が住む家の周辺地図などが必要となる。

 

 

探偵もどきの「入管」に要注意

 

申請を出してから、
ビザが発給されるまでかなりの時間を要する。

 

入国管理局(現在は出入国在留管理局)も、
そう簡単には許可しない。

 

ありとあらゆる角度から疑ってくる。

 

現に、偽装結婚などで
社会問題にもなっている。

 

私の家の前に、
不審な車が長時間止まっていたり、

突然家に来て私のタイ奥さんに

 

「今日は、旦那さんは何時頃仕事に行きましたか?」

「どんな服装でしたか?」

「朝ごはんは、何を食べましたか?」

など聞いていく。

 

 

ある時は、
「二人の部屋を見せてください」
と尋ねて来たが、
さすがに私の母親がブチ切れて

 

「人の家にいきなり来て
家に上がって部屋を見せろとは
あまりにも非常識なのでは!」
と追い返したらしい・・・(笑)

 

その後もしばらく見張られていたと思う。

 

私自身不正はなく、
正式に結婚して暮らしているだけなのに・・・

 

 

 

家族には、
「ビザを申請しているので入管の人たちが
調査しに来る」旨は話してある。

 

そして何事もなく4か月過ぎたころ、
一通のはがきが届いた。

 

出入国在留管理局から
ビザの申請の許可がおりた。

 

 

ふぅ~

めでたし めでたし

 

 


タイと日本の「国際結婚」の書類の嵐

 

日本人同士であれば特別な事情がない限り
結婚は簡単である。

 

婚姻届けに名前と印鑑を押して、

区役所に提出して受理されれば
めでたく「結婚」となるのだが、

タイの女性の場合そう簡単にはいかない。

 

 

書類の嵐(日本での婚姻届け

 

 

日本人とタイ人が結婚する場合、
お互いの国に届けを出さないといけない。

 

私の場合、

最初に日本に婚姻届けを提出してから、

次にタイに婚姻届けを提出した。

 

また、直接タイに行けないので、
タイの書類の用意は彼女の知り合いに頼んだり
兄弟に手伝ってもらったりした。

 

私の必要書類は、

戸籍謄本と印鑑のみだが
彼女の場合、独身証明書
いわゆる

婚姻要件具備証明書が必要になる。

 

この婚姻要件具備証明書がくせ者で、

 

要するに彼女は独身か?
妊娠はしていないか?
戸籍は大丈夫かなど、

 

男性側は収入は大丈夫か?
養っていけるのか?
身元はしっかりしているか?
本当に結婚する意志があるのかなど、

 

それらすべてを証明しなければならない。

 

 

婚姻要件具備証明書を入手するためには、

在日タイ王国大使館
二人で一緒に行き申請しなければならない。

 

そこで私が用意しなければならない書類が

 

①戸籍謄本(日本の外務省の認証を受ける)
②住民票
③在職証明書(公証人役場にて宣誓認証と法務局長の認証)
④所得証明書(市区町村が発行したもの)
※源泉徴収票の場合は認証が必要
⑤独身証明書
⑥結婚資格宣言書
⑦証明発給申請書
⑧写真(縦5㎝横3㎝)
⑨パスポート(原本とコピー)

 

 

彼女の用意するものは、

①住民登録証
②国民身分証明書
③出生証明書
④離婚登録書(結婚歴があるため)

 

 

それらの証明書のタイの原本コピー

更に、英語の訳文日本語の訳文

そしてタイ国外務省での認証

 

この書類関係は、

彼女の兄弟や知り合いに頼んで用意してもらい

日本に送ってもらった。

 

日本で用意するものは(彼女)

①申述書
診断書(妊娠していない事を証明)
③パスポート(原本とコピー)

 

これらすべてを用意して、
在日タイ王国大使館に出向き
婚姻要件具備証明書の発給手続き行う。

 

 

彼女の、
❶婚姻要件具備証明書
❷国民身分証明書
❸パスポート(原本とコピー)

 

私の戸籍謄本と印鑑

彼女の❶❷❸と一緒に婚姻届けを提出

 

無事に受理されてめでたく「結婚」

 

日本の婚姻届けは終了したが、
次は、タイに届けなければならない。

 

 

 

書類の嵐(タイでの婚姻届け

 

日本で婚姻届けを提出してから、

1~2週間で、
婚姻の事実が記載された戸籍謄本が出来る。

 

婚姻証明書の発給手続きを、
在タイ日本大使館に申し込むのだが

タイに直接行けないので、
彼女の知り合いに頼んだ。

 

用意するもの(男性)

①証明発給申請書
②戸籍謄本(婚姻事実が記載されている物)

彼女の
①国民身分証明書(原本とコピー)
②住民登録証(原本とコピー)
③パスポート(原本とコピー)

 

これらをタイの彼女の知り合いに郵送した。

 

在タイ日本大使館で、
婚姻証明書が発給されたら認証してもらい
タイ語に翻訳してタイ外務省で認証を受ける。

 

 

認証を受けたタイ語の婚姻証明書
タイ国郡役場に提出する。

 

 

無事にタイでの婚姻届け完了。

 

これで日本とタイでの
婚姻手続きはすべて終了。

 

 

だが日本で一緒に生活していく場合、
まだまだやらなければならない事がある。

 

 

 

書類の嵐(姓の変更

 

結婚すると彼女の姓が変わるため、

タイ国郡役場に、
姓の変更や住民登録証の変更手続きをしに
行かなければならない。

 

私の場合、直接タイに行けないので、

在日タイ王国大使館が発給する

称する氏に関する同意証明書」を
申請しなければならない。

 

彼女が申請するのだが、
まだ一人で仙台から東京まで
行くことができないので私も一緒に行くこととなる。

 

用意するものは(彼女)

 

①戸籍謄本(外務省の認証を受けタイ語に翻訳)
②彼女の国民身分証明書(原本とコピー)
③パスポート(原本とコピー)
④住居登録書(原本とコピー)
⑤私のパスポート(原本とコピー)

 

申請用の同意証明書に記入して、
必要書類を添付してサインすれば完了

 

 

その他

パスポートの発給申請(姓の変更のため)

 

後日、新しいパスポートが発行されるが、
お金を用意してまた、
在日タイ王国大使館まで行かなければならない。

 

これで一安心かと思いきや、

一緒に日本で暮らしていくために
必要な重大な手続きがある・・・・・

 


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