【タイ2日目】
バンコクで一夜を過ごして朝8時頃に起きた。
10時にチェックアウトを済ませ、
すぐ近くにあるエラワン廟までホテルから歩いて行った。
有名なパワースポットで願いが叶うことで知られている。
私も花などのお供えセットを購入してお願いした。
顔が4面あるので4カ所にお供えしながら願い事を唱える。
今日の予定はタイの東北地方(イサーン)の
サコンナコーンという街まで飛行機で移動する。
所要時間は約1時間、ドンムアン空港までバスで向かった。
午後2時台のフライトなのでまだ時間がある。
空港内で軽く食事をしながら待った。
時間になり搭乗手続きを終わらせサコンナコーンに向かった。
途中風が強くエアーバスは大きく揺れながら到着した。
義理のお兄さんがピックアップで迎えに来てくれていた。
空港から実家までは15分くらいで着く。
私達はピックアップの荷台に乗り込み街の風景を楽しんだ。
Kはびっくりしていた。
無事に嫁さんの実家に到着。
嫁さんの実家では明日、母親の法事がある。
そのため親戚が集まっていた。
私の友人のKを嫁さんに紹介してもらい、
その日はプチ宴会でバーベキューパーティーが始まった。
この男Kにはプレッシャーが無い、言葉が通じなくてもバー
ベキューをつまみビールをがぶがぶ飲んでいる。
辛いたれに肉をくぐらせ得意そうに食べている。
そんなKを見て私もうれしく思う。(笑)

手前、左側が「K」
法事も無事に済ませ、
相棒のKにサコンナコーンの市場を見せた。
ここでは昆虫を食べる習慣がある。
その昆虫を見て絶句していた。
また、ピックアップに7人乗って(私達は荷台)
ナコンパノムのお寺を廻り、
船に乗って隣のラオスの境界まで遊覧した。
ムクダハーンのインド系の店を見て廻り楽しんだ。
夜は毎日のように宴会が始まりKは楽しく過ごしていた。
すっかり周りにも溶け込んだK、タイを気に入ってくれた。
サコンナコーンの滞在もあっという間に5日間が過ぎた。
次は私が行きたかったカンチャナブリーに移動する。
カンチャナブリーは、戦場に架ける橋やエラワンの滝、
アルヒル桟道橋など見どころが沢山ある。
サコンナコーンの空港から
バンコクのドンムアン空港へ飛び立った。
ドンムアン空港からはバスで移動、
バンコクのモーチットのバスターミナルから
カンチャナブリー行きのロットゥー(ミニバス)に乗り向かった。
所要時間は約3時間、カンチャナブリーのバスターミナル到着。
ここから予約していたホテルまでソンテゥ(乗り合いトラック)
に乗って移動した。
無事にホテル到着、リゾートタイプのお洒落なホテル。
私達の部屋はツールームで、
トリプルでの宿泊、予定は3泊4日である。
基本、タイのホテルは朝食のみで夕食は付かないところが多い。
調べると安いところが沢山あるし前日でも予約可能である。
早速シャワーを浴びて街を探索に出かける。
少しお洒落ないい感じの食堂があったのでここで乾杯。
生春巻きやソムタム、ガイヤーンなどを頼みクウェー川通りを
行き交う人達を見ながら、今後の予定などを話した。
今から3泊4日でカンチャナブリーを満喫する予定である。
明日は泰緬鉄道でチョンカイの切り通しやアルヒル桟道橋
を見る予定である。
ワクワクしながら宿に戻り明日の準備を済ませ眠りに就いた。
果たしてkは眠れるだろうか?(笑)

コロナが騒がれるようになった2020年、
私は昔からの友人でもある相棒(K)を初めてタイに連れ
て行ったときの話です。
私達がタイへ行ったのが2月の中旬、
まだコロナが息をひそめていた時期で大流行する前。
一足先に私の嫁さんが帰省していて、嫁さんから
「PM2.5が騒がれているので空港などはマスクをするよ
うに」と言われていた。
嫁さんとは後からドンムアン空港で合流する予定、私は
何度かタイへ行っているので出国手続きや入国手続きは
分かっている。
友人で相棒の(K)(以後Kと省略)はまったくの初海外
飛行機に乗るのも初めて、事前に用意する物や注意事項
など詳しく説明していた。
いよいよ出発当日
今から約2週間の予定でタイを満喫する。
2020.2.16
13:55成田発
19:10ドンムアン空港着
遅くても午前中には成田空港に着きたかったので、仙台
からの新幹線は余裕をもって9時台に乗る予定。
自宅から出発して地下鉄で仙台駅まで移動する時間を逆
算して、Kには朝7時に私の家に来てもらう事になってい
る。
ところが7時になってもKが来ない、少し待って7時15分
に電話を入れてみると不在になっている。
私の方が少し不安になってきて色々な事が頭をよぎる。
7時30分やっと電話がつながった。
私「今、何処」
K「ごめん、今起きた」
私「えっ、今何時だと思っているの」
K「今から大至急向かいます」
私「・・・・・」
30分後、Kが到着。
私「近くに遊びに行くのではないんだよ、海外に行くん
だよ、間に合わなかったらタイに行けなくなるんだよ」
K「ごめんなさい」
とりあえず急いで仙台駅に向かわなければならない、あ
る程度時間に余裕を持っていて正解だった。
仙台駅から新幹線に乗り込み一息ついたところで、遅刻
の理由を聞いたら前日の夜、初めての海外に気持ちが浮
かれ眠れなかったらしい(笑)
小学生の遠足じゃあるまいし怒るにも怒れない、まるで
子供の言い訳に心の中で笑っていた。
相変わらずの天然ぶりに脱帽、と言っても今に始まった
ことではない。
予定通り午前中に成田空港に到着したので結果的に良か
った。チェックインまでまだ時間があるので最後の日本
食ということで二人で寿司を堪能した。
チェックインを無事に済ませ次は出国手続き、事前に荷
物は簡素化するようにしていたので私達はバックパック
とボディバックのみ、最低限必要なものしか持って行か
ない。

荷物検査で虫よけのスプレーが引っ掛かった。
ミストタイプは良いけれどガスの入ったスプレーは機内
に持ち込めない、その場で破棄して無事出国審査を通過
した。
そしていよいよ機内に乗り込み約5時間ちょっとの空の
旅が始まる。
相棒のKはすでに興奮気味である。
予定通り19:10ドンムアン空港に到着、事前に入国カー
ドを書いていたのですんなり入国OK、パスポートにスタ
ンプが押された。
Kはイメージと全然違うタイに戸惑っている。
ドンムアン空港は意外と大きくかなり広い。
入国審査を終えた通路で嫁さんが待っていた。
早速夏バージョンに着替えバスでバンコクに向かった。
バンコクでは嫁さんがトリプルでホテルを用意していた。
お腹が空いたので近くの食堂に入り、まずは乾杯。
食べたい物をKに聞いたがお任せとの事だったので、
とりあえずチムチュム鍋を頼んだ。

時間は夜の11時を回っている。
バンコクはまだまだ眠らない。
周りの店は活気に満ちている。
食事を終えた後、フットマッサージをしてもらい夜中1時
過ぎにホテルに戻った。
シャワーを浴びてすぐに深い眠りに着いた。
無事にタイに着いたことに感謝。
明日はパワースポットのエラワン廟に行きその後、嫁さ
んの生まれ故郷のイサーンに移動する予定である。
その2に続く
タイへ旅行へ行ったときに、
後から「これがあったら良かった」と
思えるものを紹介しよう。
【充電用のコードやコンセント】

1泊2日でない限り、
スマートフォンやアイフォン、カメラの電池、
髭剃り、電動歯ブラシなどの電池が気になる。
特に、頻繁に使うスマートフォンやカメラ、
バッテリーが無くなってしまったら非常に困る。
そこで、タイでは充電できるのか?
と心配してしまうがご安心を。
日本とタイではコンセントとプラグの形状が違う。
タイでは、
日本で多く使われているのがAタイプ
先が丸いCタイプ
先が3本あるDタイプがある。
殆んどの施設やホテルなどは、
すべてが使える。
マルチタイプのコンセントが付いているので、
日本のAタイプでも問題なく使える。
電圧は日本の場合は100V
タイの場合電圧は220V
周波数は50ヘルツで、
日本の東日本の周波数と同じである。
家電などは変圧器を使わないと故障してしまうが、
スマートフォンや、
カメラの電池などは問題なく充電できる。
かなり古い物でない限り、
100V~240Vまで対応している。
私の場合、
タイのすべての宿で問題なく充電できた。
【綿棒】

タイでも綿棒は売られているが、
私の経験上使い勝手が悪い。
軸の部分が柔らかいため、
耳に入れるとクネクネしてポイントが定まらない。
日本にある軸のしっかりした綿棒でないと、
痒いところに手が届かない・・・
ではなく、綿棒が届かないのである。
私は必ず日本の綿棒を持参して行く。
【サンダル】

タイの国際空港に到着して、
外に出た瞬間、灼熱の太陽が照り付けてくる。
夜になっても熱帯夜が続く。
とても長袖やジーンズではいられない、
汗が次から次へと噴き出してくる。
すぐにでも、
ラフなスタイルに着替えたいのが心情。
そこで、着替えたはいいけれど
足元が靴では何ともぎこちない。
かと言って、すぐに靴屋が見つかればよいが、
地理も分からず
言葉も解からずでは買い物もできない。

そのため日本から普段履き慣れた、
サンダルやスリッパなどを、
持参してくると非常に助かる。
ホテルに着いて、
ちょっと探索や散歩などには非常に便利。
注意として、
高級レストランや寺院は原則サンダル禁止である。
【虫除け】
熱い国に必ずいるのが虫たち。
その中でも、蚊は人間にとっての天敵である。
何処からともなくやってくる。
痒いと思った瞬間すでに遅し、
血を吸われている。
昼間は気にならないが、
夕方になると奴らは
獲物を狙いに繰り出してくる。
そこで、事前対策に必要なのが虫除け。
しかし、スプレータイプの物は
機内持ち込み禁止(ミストタイプはOK)なため、
塗るタイプやミストがおすすめ。

タイのコンビニでも5バーツ(17円)で
使い切りタイプが売られているが、
独特の臭いがある。
スプレーもあるが臭いがきつい。

何日かの滞在であれば、
日本から持っていくのが無難である。
60㎖で、3~4日は使える。
私は3個をジップロックに入れて、
持って行っているが、
今まで全部使い切ったことはない。
ホテルなどの宿泊施設は、
スタッフに頼めば部屋に
スプレーをしてくれるし貸してもくれる。
【サングラス】

タイの太陽はじりじりと照り付けてくる。
それが路面に反射してとても眩しい。
紫外線がら目を守るためにも、
サングラスは必須である。
自分のお気に入りのサングラスがあれば、
日本から持ってきた方が良い。
タイの店にも、
沢山の種類のサングラスが
売られているし値段も安い。


思いがけぬ「チャンス」
タイの奥様と、日本で生活してて
ずーと 気になってた事がある。
私の親戚や友達には奥様を紹介してきたが、
私はタイの親兄弟や親戚たちにあった事がない。
私の奥様にタイの母親から、
「日本の息子は いつ来るのか?」と
何回も連絡が来ている。
結婚してから、
早くタイに挨拶に行かなければと思いつつも、
お金もない時間もない休みも取れない状態で、
5年の月日が過ぎようとしていた。
私は当時、運送関係の仕事をしていたので、
365日24時間体制で交代で休みを取っていた。
もちろん、
長期休暇はシフトの都合上無理な話である。
そんな中、忘れもしない
「東日本大震災」
会社は大打撃を受けた。
しばらくして会社は、
資金繰りがうまく行かず倒産してしまった。
ただ経理担当からは、
「当月分の給料と翌月の給料は
保証するので安心してください」と
約束されたので少しは気持ちが楽になった。
「この機会しかない」
と思い早速タイに行く準備をした。
新年明け早々の話である。
いざ、タイ王国へ。
私は今まで海外に行ったことがない。
もちろんタイという国も知らない。
イメージは、暑い国 仏教国 途上国
この時点では正直、日本よりも遅れている国
という考えを持っていた。
右も左もわからない状況で、
旅行代理店に奥様と二人で行って
色々打ち合わせを行った。
奥様は色々な国に行っている
ベテランで私より海外には詳しい。
奥様のアドバイスを受けながら
スケジュールを組んでいく。
行きと帰りだけのフライトのみで、
泊まるところやタイにいる間の事は
奥様におまかせした。
仙台空港~成田空港~スワンナプーム空港
帰りも
スワンナプーム空港~成田空港~仙台空港
すべてANAで予約した。
ノービザ最大の29日の滞在である。
奥様は何度もタイに行っているので、
準備は手慣れたもので、
小さいキャリーバックひとつのみ。
私は初めてなので、
大きいスーツケースにこれでもかというくらいに
私自身必要な物を詰め込んだ。
すると奥様から、
「なんで こんなに持っていくの?」と怒られ、
重量制限があるのでもっと軽くしなさいと整理される。
私は不慣れなので、
スマホは使えるのか、
洗面用具は何を持っていけばよいのか、
虫除けはいらないのか、
充電はできるのか、
長袖はいらないのか、など
用意周到を期して取りかかったのだが・・・
奥様から、
これは持っていけない、
これはいらないなど、
かなりのものが不必要となり
私の持ち物は大分減りコンパクトになった。
さすが、ベテランと初心者
奥様にすべて従うしかない。
いよいよ出発の日、
仙台空港15時10分発
成田空港16時15分着
ANAの国内線
国内線は何度か乗ったことがあるのでまだ余裕だ。
そして、
18時10分発スワンナプーム空港行きのチェックイン、
手荷物以外は自動に引き継がれるので楽である。
少し時間があったので軽く食事をすました。
最後の日本食である。
いよいよ出国審査、
ここからは未知の世界。
奥様から予備知識を教えてもらっていたので
無事に通過できた。
少しずつ、心臓が高まってきた。
初めての海外、初めての国際線、
機内に着座しひとつ深呼吸、
いよいよ・・・
タイに向けフライトした。
約7時間の空の旅、
機内のビデオに「おしん」があったので
見てみたが落ち着かない。
眠いけど寝れない。
少ししたら、機内食がでてきたが
おなかがすいてるようで空いてない。
なぜかすべてが上の空。
そうこうしてる間にアナウンスが、
「まもなく スワンナプーム空港に到着します、
シートベルトをしめてください」

23時05分 タイバンコク
スワンナプーム空港到着。
初上陸
ついにやってきた。
奥様の生まれ育った国、私の未知なる国
人生初の海外、右も左もわからない
言葉も分からない。
頼れるのは奥様だけ、
入国審査を通過しなければ入国できない。
いざ、入国審査(イミグレーション)へ。
ものすごい人、
中国の団体やインド系の人たち
さらに、アメリカやロシア、ヨーロッパなど・・・
外国人用のゲートはどこも長蛇の列、
タイ人用はさほどでもない。
30分くらいかけてようやく自分の番が来た。
心臓が高鳴る、ドキドキ・・・・
出入国カードとパスポートを渡す、
検査官がじろりと私をみて、目と目が合う。
「・・・・・」
スタンプがバンと押され、
出入国カードの出国用の半券が、
パスポートにホッチキスでパッチンと閉じられた。
無事、入国完了!
奥様はずいぶん待っていたようで疲れた様子だ。
それから、荷物を受け取りに行き
トイレでタイバージョンに着替えた。
空港には奥様の兄弟や親戚たちが迎えに来ていた。
とりあえず、
「サワディーカップ」と、
両手を胸の前に合わせてご挨拶。
初顔あわせ、
ちょっと緊張ぎみの自分であった。
タイの神様、
これからしばらくお世話になります。
無事に日本に戻るまで、よろしくお願いします。