太っ腹の無料キャンプ場「飛ヶ森キャンプ場」

 

 

毎年ゴールデンウィークのキャンプは
お隣の山形県に行く事が多かったのだが、
コロナ渦の影響でしばらくは他県に行けなかった。

 

 

ここ2年くらいは県内でひっそり楽しんでたのだが
今年は自粛が解禁され、
久しぶりに県外にも足を運べることになった。

 

 

今回は「鎌倉殿の13人」と深いつながりがある
〖奥州藤原の郷〛観光に行く為にキャンプを兼ねて岩手県に決定した。

 

 

 

 

奥州市に近いキャンプ場を探しまくる。

 

岩手は意外と無料で利用できるキャンプ場が多い
4泊する以上経費はあまりかけたくないので
無料キャンプ場の検索が始まった。

 

 

そこで見つけたのが「飛ヶ森キャンプ場」

場所は一関市千厩町

 

ここからであれば奥州までは車で1時間位

そして最後の決め手となったのが車乗り入れOK

無料のフリーサイトに車乗り入れ自由となると使い勝手が最高である。

 

車で30分圏内には温泉や入浴施設もある。

 

「ここしかない」

 

早速管理している「奥玉市民センター」に連絡して、
5/1~5/5までの利用予約をする。
とても感じが良く無料で使わせてもらうのが逆に恐縮してしまう。

 

ところが5/1はあいにくの空模様、
これから向かう一関市千厩町も曇りのち雨、降水確率70%

 

殆んど諦めて三陸道を気仙沼めがけて車を走らせる。

 

 

気仙沼中央インターで降りて国道284号を一関方面へ、
途中スーパーがあったので昼食と夕食の材料を仕入れた。

 

 

雨の中「飛ヶ森キャンプ場」に到着

 

 

4~5組がキャンプしていたが、
撤収して帰ったため最後には3組だけの雨キャンプ

 

雨の中テントを設営する。

 

 

右奥に東屋、真ん中に炊事場、手前左は新築のトイレ             トイレ手前の芝生のサイトは車の乗り入れOK

 

 

 

テント設営時に体が濡れて冷え切っている。

 

早くお風呂に入って温まりたい思いで、
時間は早いが近くの入浴施設へ向かった。

 

車で15分くらいのところに「大東ふるさと分校」がある。

 

ここにはコテージが5棟立ち並び宿泊もできる。

 

また食堂では手打ちそばが堪能できる。

今回は入浴施設「まきばの湯」を利用した。

 

一人320円

目の前の室根高原を見ながらのんびりと入る。
冷えた体には最高のご馳走のお湯に感謝。

 

少し残念なのは温泉ではないこと。

 

 

 

初日は雨キャンプとなり夕食を早めに済まして
眠りに就いた。

 

意外と寒かった、夜中に何度も起きてしまった。

 

 

次の日は雨も上がり晴れ模様、

日差しが私にはうれしかった。

 

 

あたり一面にわらびが群生している。

今夜はわらびのお浸しとしよう。

 

 

 

 

このキャンプ場には自慢のトイレがある。

 

 

出来たばかりの新築トイレでウォシュレット、
とてもきれいで使い勝手が最高、100点満点。

 

 

管理も行き届いておりトイレットペーパーもきちんと補充されている。

これで無料なのだから千厩町は太っ腹である(笑)

 

 

天気が良いせいか続々とキャンパー達が現れ
あっという間にサイトはいっぱいになった。

 

 

 

車を乗り入れて15張くらいが限界だろうか、

サイトはいっぱいだがそれ以外テントを設営できる場所は結構ある。
慣れているキャンパーはありとあらゆるところに基地を設営していた。

 

 

 

そしてここのキャンパーは本当にマナーが良く、
夜遅くまで騒いだりしている人はいなかった、

とても過ごしやすいキャンプ場である。

 

 

サイト乗り入れOKの無料キャンプ場

トイレは超きれいで使いやすい

飲料水も飲み放題

 

知る人ぞ知っている岩手の無料キャンプ場、最高でした。

そして無料で使わせていただいた千厩町に感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


焼肉と言ったら蔵王のジンギスカンを外すことが出来ない

 

 

山形蔵王と言えば

 

 

温泉やスキー、または県境にまたがるお釜で有名である。

 

その温泉街の真ん中を酢川が流れていて温泉街を二分割している。

 

豊富な蔵王の源泉を惜しみもなく流している。

私的に「もったいない」と思う(笑)

 

温泉街を歩いていると食堂や旅館にジンギスカンの看板を目にする。

 

何故、ジンギスカン?

 

私の中ではジンギスカンと言えば北海道というイメージが強い。

 

 

 

そこで、蔵王のジンギスカンを調べてみた。
すると生ラム肉を使用した焼肉は山形蔵王が発祥であることが分かった。

 

 

その中でも元祖と呼ばれる「ジンギスカン・シロー」

 

 

 

ここの初代店主の伯父が、
日本緬羊協会の会長を務めていたらしい。

 

技術交流のためモンゴルに渡った際、
鉄兜で羊の肉を焼いて食べる光景を目にして、
地元山形で広めたのが始まりとされている。

 

 

 

 

国道13号線から蔵王公園線を、
東に少し入ったところに「ジンギスカン・シロー」がある。

 

 

ここではお土産用として販売もしてくれる。

 

さすがに元祖、
入り口には歴代のジンギスカン鍋が展示してある。
ここにジンギスカンの歴史の記事も掲載されている。

 

 

 

私のタイの奥さんはジンギスカンを食べれない。

 

以前ほかのところで味付きのジンギスカンを食べた時、
独特の癖がありそれ以来食べなくなった。
私も同じ感想でジンギスカンにはあまり興味がなかった。

 

 

しかし、生ラム肉が気になり口コミを見ても
まったく癖がなく美味しいと評判だったため、
タイの奥様を口説いて店を訪ねた。

 

 

 

 

数人のお客さんが居て店内は煙が充満している。

焼肉屋という感じである。

ジンギスカンの並定食(1.500円)を二人前頼んでみた。

 

 

 

因みに特上もあり、こちらは一人前2.000円
定食にはご飯に味噌汁、漬物、一品が付く

焼き方の説明を受けて早速野菜から焼いてみる。

 

 

山形らしいこんにゃくもついている(小笑)

 

鍋の一番上にラードを溶かして生ラム肉を焼いて行く。
肉汁が流れ落ちて野菜と混じり合いこれもまた旨い。

 

 

肉は本当に臭みも癖もなく美味しい、
こんな美味しいラム肉を食べたのは初めてである。

 

 

 

 

そのラム肉の旨さを引き出してくれるタレも格別、
オリジナルの深みがあるうまいタレ、ご飯がすすむ。

 

味は絶対間違いない、
持ち帰りもできる鮮度抜群の柔らかいラム肉。

 

 

タイの奥様もすっかり生ラム肉の虜になってしまった。

あまりにも美味しいので、
生ラム肉の追加とご飯の追加をしてしまった。

 

 

 

ラム肉はヘルシーと言われている。
しかし、調子こいて食べすぎると太ること間違いない(苦笑)

 

 

 


懐かしき三崎公園キャンプ場

 

 

私がタイの彼女と結婚した2009年、
初めてキャンプに連れて行ったキャンプ場の一つに、
山形県の遊佐町と秋田県のにかほ市の県境にある
「三崎公園キャンプ場」がある。

 

 

 

 

 

私の住んでいるところは太平洋側なので、
夕陽はいつも西の山に吸い込まれていく。

 

 

海に沈むきれいな夕陽を、
どうしてもタイの奥様に見せたくて連れてきた。

そんな思い出がある三崎公園キャンプ場である。

 

管理棟へ行き受付を済ませる。

相変わらずリーズナブルな料金

大人一人300円、
二泊の予定なので二人分1.200円を払う。

 

よく見ると管理棟とトイレの間の
芝生広場にもテントが張られている。

 

最近できたらしいが炊事場がない。

 

駐車場入り口右側にある本来のサイトがいっぱいの時に、

臨時で使えるように解放しているらしい。

 

 

 

ここの良いところはインフリーのアウトフリーで、

時間を気にしなくて良いところである。

 

 

キャンプ場の道路脇に車を止めて、

サイトまで荷物を運ぶことが出来るので

荷物の運搬はさほど苦にはならない。

 

 

 

 

早速奥様と二人で設営に取り掛かる。

奥様は手慣れたもので、タンタンと作業をしている。

 

首にタオルをぶら下げて、
日本人顔負けのスタイル(笑)

 

このサイトは天然芝のこじんまりしたサイトで、
10張もすれば、いっぱいかな?と思う。

 

 

炊事場も完備されているが、
トイレだけは管理棟のとなりまで行かねばならない。
以外と距離があるので早めの対策が必要である。

 

 

天気予報は晴れ、きれいな夕陽が見れそうだ。

 

 

夜に備えてランタンの準備や夕食の準備。
そしてキャンプの醍醐味焚き火の準備にかかる。

 

ゆっくりと時間が流れていく。
最高に贅沢な時間。

 

 

 

夕陽が見れるまで少し時間があるので、
早目に近くの温泉に行く事にした。

 

車で遊佐方面に10分くらいのところに、
あぽん西浜という日帰り温泉施設がある。

 

 

すぐ近くに西浜キャンプ場があり、
毎年夏には私も家族でキャンプを楽しんでいるのだが、

このご時世で密を避けねばならない。

 

私達が訪れたのは午後4時頃、
コロナの影響もあり浴室内の洗い場が
一人置きにしか使えなく結構混んでいた。

 

2年振りに西浜温泉の湯を堪能した。

 

身も心も洗い流し(小笑)
サイトへと戻ってきた。

 

 

 

早速乾杯、
乾いた喉に冷えたビールを流し込む・・・・・プハァ~

しばらくまったりタイムで自由時間、
ボーッとしながら過ごす。

 

 

あたりがだんだん暗くなりかけてきている。

波の音をBGM代わりに、
炭に火を入れながらビールをグビリ・・・

焚き火の準備も万全である。

 

バトニングも終わり、
フェザースティックも何本か作ってある。

そしてその時がやってきた。

 

 

真っ赤な太陽が日本海の海に吸い込まれていく。

まるで絵にかいたように水平線が赤く染まっていく。

 

 

 

 

 

何とも言えない・・・・・・
最高・・・・・

この時この瞬間に感謝します。

 

 

このサイトからちょうど左側の岩山の陰に沈んでいくので、
真正面には見る事は出来ない。

柵から身を乗り出すことで夕陽を見る事が出来る。

 

 

 

 

焚き火をしながらしばらく黄昏タイム。

 

この後は、宴の始まりで夜は更けていく。

旨い物を食べ、ビールを飲み干す。

そして、眠くなったら寝る・・・・・

 

波の音が心地よい。

ここに来るキャンパーもマナーが良く、

夜遅くまで騒ぐ人はいない。

 

 

三崎山旧街道が残っていて
奥の細道のルートにもなっている。
そのため公園内はきれいで遊歩道も整備されている。

 

八重桜が植えてあり春の花見キャンプもよさそうだ。

 

 

 

12年振りに訪れた三崎公園キャンプ場は、

当時のまま変わらずに良い思い出を残してくれた。

 

許されるなら、
しばらくこのまま居たいキャンプ場である。

 

 

 

 

 

 


キャンプのルールとマナーについて

 

 

 

 

キャンプのルールとマナー

 

自然を満喫し楽しむためのキャンプが、
周りにいる人の非常識な行動で
不愉快な思いをした経験などがいくつかある。

 

 

今回は私の経験をもとに、
キャンプでのルールとマナーについて触れてみよう。

 

 

 

キャンプの管理施設で、
受付時にルールや注意事項は説明されたり、
規約が提示されているので最低限のルールはわかる。

 

 

・ チェックイン、チェックアウトの時間
・ 直火の禁止
・ ごみの処理
・ 施設内の立ち入り禁止区域
・ 非常時の連絡先
・ 消灯時間
・ 駐車に対する諸注意事項など

 

施設によってはペット同伴可になっているところは、
ペットに対してルールがある。

 

 

施設に管理者が常用しているところと無人の場所、
市町村の運営である場合、
管理人が通勤していて夜は不在になるところなど、
その施設によってもルールが異なる。

 

 

では、どこまでがルールでどこまでがマナーなのか?

 

簡単なようなのだが・・・

 

その人の価値観で大きく変わる部分がマナー

 

 

キャンプと言えば最近はやりの焚き火が定番である。

 

 

 

本来は、調理用に煮る焼く沸かす目的だったのだが、
最近はただ燃やして楽しむ傾向になってきた。

 

 

ベテランキャンパーであれば、
簡単に火をつける事が出来るのだが、
慣れない人はなかなか火をつける事が出来ない(苦笑)

 

 

 

そこで登場するのがトーチバーナー

ガストーチと呼ばれる火起こしのアイテム、
これが周りからすると意外とうるさい。

 

 

すぐに火が着けばよいのだが、
初心者レベルの人は薪の燃やし方自体知らなく、
闇雲に薪を重ねてガストーチであぶっている(笑)

 

 

手順が分かれば1分もかからず火を起こせるのだが、
分からない人は悪戦苦闘。

 

見ているこっちが疲れてくるし音がうるさい。

 

 

 

 

 

私が経験した迷惑話しをいくつか紹介しよう

 

 

山形の○浜キャンプ場での出来事

 

  • ペット同伴可のキャンプ場だが、
    ペットが夜通し吠えていて大迷惑

 

  • 朝から晩まで焚き火をしている人、

  実際いぶしているだけで煙たい。

 

  • 寝静まった頃に打ち上げ花火を上げている人達

 

  • 大音量で音楽をガンガン流している人

 

  • 発電機持参のグループ

    音が夜通し響きまわっていた。

 

 

 

 

 

鳴子の〇〇高原キャンプ場での出来事

 

  • 車乗り入れOKのサイト
    朝早くからスマートキーの操作ミスで
    セキュリティアラームが鳴り響いていた。
    それも、止められずに永遠と1時間以上も・・・

 

  • ついさっきまで仲良くしていたカップルが、

    突然大喧嘩、隣にいる私がハラハラしていた。

    夜に撤収して帰って行った(笑)

 

  • 周りが消灯しているのに夜中まで大声で騒いでいる男女。
    キャンプ場では意外と声が響く。

 

 

 

 

どうですか?

いくつか、思い当たる事は無いだろうか。

 

このように楽しむ事は自由なのだが、
あくまでも周りには配慮しなくてはならない。

 

 

嫌な人は山奥深く、
誰もいない野営場など利用するのも手段の一つ。

 

ただし、初級者は厳しいので
それなりの覚悟が必要である。

 

 

 

最後に、
ルールは定められている事を守れば大丈夫なのだが、
マナーに関してはその人のモラルに左右される部分が多い。

 

 

ひとえに定義付ける事が難しいところ。

 

自分がされて嫌な事に気づけば、
楽しい空間を楽しめるのでは・・・

 

 

まわりへの気配りが一番大事だと思う。

 

 

 

 

 

 

 


冬の銀山温泉「瀧見館」

 

 

NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台にもなり、
全国的に有名になった銀山温泉。

 

特に冬の雪景色の銀山温泉は情緒たっぷりで、
タイムスリップしたかのような

大正ロマンあふれる景観が印象的だ。

 

 

奥州街道から12㎞も奥に入った山間部にあり、

世間とは遮断された地域。

 

 

銀山温泉の由来は江戸時代初期に、

この地で栄えた大銀山「延沢銀山」で働いていた工夫が、

銀山川の中に温泉が湧いているのを発見して

「銀山温泉」と名付けられた。

 

銀山が閉山した後は湯治場として賑わった。

 

 

大正2年(1913年)に、

銀山川の大洪水により温泉街は壊滅した。

 

昭和元年(1926年)に有志の協力のもと、

ボーリングをして高温多量の湯が沸きだし、

洋風の3~4階の木造建築で旅館が建て直された。

 

当時の街並みを残すため、

昭和61年(1986年)に「銀山温泉家並保存条例」が制定され、

伝統的な風情ある景観を残すために努めている。

 

 

旅館街入り口に白銀橋があり

銀山川の左側を歩いて行くと和楽足湯(わらしゆ)がある。

川沿いに作られた足湯で無料で利用できる。

 

 

 

各旅館と同じ源泉を利用していて、

湧き出てくるお湯はとても熱い。

 

足湯に流れてくる頃には適温になり気持ちが良い。

 

温泉街の最も奥に落差22メートルの白銀の滝がある。

 

 

滝の周辺には銀の鉱山跡や洞窟や滝の不動尊があるが、

冬の間は積雪のため閉鎖されている。

 

 

今回はその滝より、

更に奥に上ったところに佇む瀧見館を訪れた。

 

 

 

行き方は温泉街入り口から右上に上る道路があり、

道なりに進んでいくと駐車場に出る。

 

本館側にも駐車場があるが台数が限られているので、

この第二駐車場を利用した方が無難である。

 

 

徒歩でゆっくり登っても5分とかからない。

 

入り口の黒く重い扉を手動で開けると、

広い玄関が目の前に現れる。

 

 

靴を下駄箱に入れ自動ドアを進んでいくと、

正面のフロントに感じの良いおじさんが、

元気よく「いらっしゃいませ」と迎えてくれる。

 

 

 

 

日帰り入浴は午前11時から午後2時まで、

私達は11時前に到着したにもかかわらず

親切に受け入れてくれた。

 

日帰り入浴は1.000円

二人分支払い、

温泉の場所の説明を受け温泉場へ向かう。

まだ、誰もいない。

 

少しの間、銀山温泉を独り占めさせてもらった。

 

 

 

 

無色透明だが、

ほんのり硫黄臭漂う肌触りの良いやさしいお湯。

 

内湯の温度は43度くらいでこの寒い時期には丁度よい。

 

一方、露天風呂は

外気が冷たいため多少温度は低めである。

 

 

 

 

湯口近くで雪景色を見ながら自然の恵みをいただく。

時を忘れこのまま寝てしまいそうな心地よさ。

 

冬の温泉は特に体に染み入る。

体の芯まで温めてくれる。

 

 

 

 

実際、温泉から出た後に

次から次へと汗が噴き出してくる。

 

帰り際フロントのおじさんに、

「今度は是非泊まりに来てください」と言われた。

 

思わず「はい、今度はゆっくり泊まりに来ます」と・・・・

 

 

 

以前、銀山温泉は有名になりすぎて、

接客が悪かったし値段も高かった。

 

まして、日帰り入浴は無かった。

 

門前払いされた苦い経験があり、

二度と行きたくないと思っていた。

 

今では日帰り入浴が当たり前だが、

今回の瀧見館は、

また来たくなる感じの良い温泉宿であった。

 

 

 


銀山温泉に旨い蕎麦あり

 

 

 

山形に旨い蕎麦あり、と言っても過言ではない。

 

 

そば王国山形、

豊かな水と蕎麦の生育に適した気候により良質の蕎麦が実る。

 

その豊かな水をもたらしているのが最上川。

そしてこの最上川沿いに、

山形三大そば街道と呼ばれる「尾花沢、大石田、村山」がある。

 

私の楽しみの一つに温泉と蕎麦がある。

 

わざわざ隣の山形まで、

車を走らせるのだが行く価値は十分にある。

 

 

いつもは山形蔵王温泉と蕎麦、

または左沢温泉と蕎麦というパターンなのだが、

今回は中々行けない銀山温泉に出向いてみた。

 

 

 

大正ロマン漂う、

雪景色の銀山温泉、情緒たっぷりである。

 

銀山川を挟んで両側に旅館が立ち並ぶ。

 

夜にもなればガス灯に明かりが灯り、

更に盛り上げてくれるだろう。

 

 

銀山温泉街の一番奥に白銀の滝が流れ落ちている。

 

その滝の近くにある、

赤い橋が目印の瀧見亭で蕎麦を堪能した。

 

 

 

尾花沢産の蕎麦粉を使っていて、

挽きたて、打ちたて、茹でたてにこだわる本格的な蕎麦。

 

ざる蕎麦と天ぷらを注文すると、

ほど良いタイミングで漬物の盛り合わせが出てきた。

 

 

 

その中にサクランボがあり食べてみると、

サクランボの風味を残しつつ梅干しのような

ほんのり酸っぱい味、

初めて食べた。

 

 

 

次にお椀に入った水蕎麦、

蕎麦に自信がある証拠、蕎麦好きの私もうなずける。

 

 

 

そしてメインのざる蕎麦、

たれに付けて勢いよくすする。

 

こしがあり、蕎麦の風味が広がる。

 

 

 

天ぷらは野菜が主で塩をかけていただく。

 

そして蕎麦をすする、至福のひと時である。

 

最後に、蕎麦湯をたれにいれ名残惜しく飲み干す。

 

あ~、満足、満足。

美味しい物を食べた時の支払いは気持ちよく出来る。

 

 

最後に「ご馳走様でした」と

笑顔で瀧見亭を後にした。

 


キャンプの醍醐味

 

私のキャンプとの出会いは、

小学生の頃のスポーツ少年団がきっかけである。

 

 

昔の三角テントで、テントの張り方を学び、

みんなで釜土を作り薪を燃やして飯ごうで米を炊く。

 

慣れない包丁でニンジンや、

ジャガイモなどの皮をむきカレーを作る。

 

キャンプファイヤーを囲んで、

みんなで歌い友情を深めていく。

 

 

 

 

始めて寝るテントの中、

楽しさのあまり消灯時間が過ぎても

友達とおしゃべりしていて怒られる。

 

リュックを枕にタオルケットをかけて

横になった瞬間、爆睡していた(笑)

中学生になった頃は自転車にテントを積んで、

少し遠くまで足を延ばしてみた。

 

 

海辺の松林の中、

友達3人で焚き火をしながら、

飯ごうで米を炊きハムを焼いて食べた。

 

これだけでも旨かった。

 

夜遅くまで色々な事を話していて

寝る時間がもったいなかった記憶がある。

 

高校生になるとオートバイで、

更に遠くまで行ってキャンプを楽しんだ。

 

結婚して子供が出来て、

まだ子供たちが小さかった頃にも

キャンプに連れて行った。

 

 

海辺のキャンプ場で夜中に目が覚めて、

外に出て空を見上げたら、

ものすごい星の数の天の川が見え、

あまりにも奇麗なので娘を起こして

一緒に星空を眺めていた。

 

 

 

 

星が降るとはまさにこのような事で

しばらく娘と星空を見ていた。

 

今でも、

娘の記憶の中にはっきりと残っているらしい。

 

もともと私はアウトドア好きで

夏はキャンプや釣り、冬はスキーや温泉、

その他芋煮やバーベキューなど家族で楽しんだ。

 

 

子供たちが大人になり、

家族で出かける機会もなくなり、

私一人で出かける事が多くなった。

 

 

 

 

連休になるとバイクの後ろに、

テントを積んでバックパックを背負い旅立つ。

 

沈む夕陽が見たいと

新潟の海辺でテントを張る。

 

山の頂から絶景が見たいと

鳥海山にテントを張る。

 

自由気ままに、

途中で良い温泉があれば湯を楽しむ。

 

 

地元の食材を仕入れ、

あまり人がいない場所を選んで

ひっそりテントを張り料理を楽しむ。

 

立つ鳥跡を濁さず

 

きれいに跡形もなくかたずけて、

次の目的地に旅立つ。

 

私には放浪癖があるかもしれない。

 

ひとつの場所に

じっとしている事が退屈である。

 

あてもなく、

ふらっと旅立つのが大好きである。

 

自然の中に身を委ね、

何もない空間に束の間の安らぎの場所を設営する。

 

薪を集め焚き火をしながら料理を仕込む。

 

更に私自身を盛り上げてくれる

アルコールを体の中に流し込む。

 

 

心地よい静けさ、動物たちの鳴き声、

水の流れる音や木々がざわめく音

すべてが自然のBGM。

 

非日常を楽しむのがキャンプ

不便を楽しむのもキャンプ

キャンプを通して自分を見つめ直すと

色々なものが見えてくると思う。

 

ソロでも友達同士でも家族でも・・・・・

またキャンプ虫が騒ぎだしてきた(笑)

 


ページの先頭へ