バツイチおやじが「タイの女性」と出会った


 

 

バツイチ

 

私は20歳の時に同じ高校の同級生と結婚した
まぁ、俗に云う「できちゃった婚」です。

 

その後、2男1女に恵まれ若いなりにも、
良い家庭を築くために頑張ってきたつもりだったが、

 

私のわがままな性格や我の強さ優しさ不足などがあり、
23年の結婚生活にピリオド打つ事になった。

 

 

正直に言えば私に愛想が尽きたと思う。

 

 

私は未練があったのだが、

そのへん女性は強いし気持ちの切り替えが早い。

 

その後、私に残ったものは
究極なむなしさと多額な借金。

 

少しでも早く借金を返したい気持ちと、
余計な事を考えないようにするため

昼も夜もがむしゃらに働いた。

 

 

本当につらかった。

 

 

毎日が真っ暗な状態で精神的にかなり参っていた。

 

そんな時、

昔の上司でもあった人から突然電話があり、

風の噂で私の事を聞いたらしく

心配して連絡をよこしてくれた。

 

 

その上司は当時、
千葉で会社の社長をしていて私に、

「そのような状況であれば俺のところで働け」と
半強制的にすすめられた。

 

離婚して気持ちの整理がまだついていない状態だったので、
仙台を離れてみるのも悪くないと思い
条件など確認して千葉で働く旨を了解した。

 

 

私の借金を一時立て替えてもらい、
毎月の給料から少しずつ返す事となり、

かなり精神的に楽になった。

 

 

離婚から4カ月が過ぎようとしていた。

 

 

 

タイ人との出会い

 

千葉の会社の仕事にもだいぶ慣れ、
振り返れば3年の月日がながれていた。

 

 

ある日、会社の上司に飲みに誘われ
宇都宮まで行ってみることになった。

 

行った先は「タイパブ」

 

実はこの上司、

熱烈なタイファンでタイ語を勉強しながら、
タイへの移住を考えている猛者である。

 

 

仙台には、

「タイパブ」や「タイスナック」などは無く
タイ人と接触する頻度はかなり薄いわけで・・・

 

 

この宇都宮は「これでもか」というくらいに

タイ系の飲み屋やアジアン系など、
多国籍に満ちあふれている。

 

多分?

上司の行きつけの店に入るなり、
タイ語が飛び交い露出度の高い

タイ人のホステス達が歓迎してくれる。

 

 

仙台では味わえないなんとも不思議な世界

 

私は圧倒され、
ことばを失いながら時の流れにまかせた。

 

上司は最高に盛り上がり
タイを満喫していた。

 

 

 

その日は、やけに店が混んでいて、

上司には決まった女性が付きっきりで、

 

私といえば、

ヘルプの女性ばかりで入れ替えがはげしく、

落ち着いて飲む雰囲気でもなくなんかぎこちない。

 

上司が私に気を使いその店のママさんに、

私のところに女の子をつけるように言ってくれたらしい。

 

しばらくすると、ひとりのタイ人女性が

「手伝いに来た」
ということで私のとなりにきた。

 

ほかの店からの応援らしく、

片言の日本語で私の相手をしてくれた。

 

私の肩をもんでくれたり、
つまみを食べさせてくれたり

久々の女性の優しさに

ふれたような癒されるような・・・

 

至福のひと時を過ごした。

 

 

まさか 

この女性が後の「タイ人の奥様」になるとは・・・


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