人は誰でも変わろうと思えば変われると思う。
私自身、過去に色々な過ちを犯してきたし、
自分のスタイルを変えようとも思わずに、
自己中心な考え方を押し通してきた。
その結果が離婚につながったと思う。
この時点で気づいてもすでに手遅れだった。
もう一度やり直したいと思ってみても、
今までの長い歳月をかけて、
与えてきたイメージは簡単には消えない。
これからの人生を、
一人で生きて行かなければならない、
絶望感との闘いの日々毎日がつらかった。
溜息混じりの生活を変えようと思い、
単身で県外で働くことにした。
その結果新しい運命の出会いが待っていた。
この時点では、運命的とは思っていない。
国際結婚の壁を乗り越え、
タイの彼女との新しい生活がスタートした。
少しずつタイに興味が湧き、
初めてタイを訪れてみた。
その結果、
私の人生感が激変して行く事となる。
黄金に輝く仏像を眺めながら、
私の心の中に変化が生じてきた。
過去の過ちを反省しつつ、
これからの自分自身の気持ちの在り方、
考え方に大きな影響を及ぼしたタイの国。
そして、生かされている事に気づいた。
一度きりの人生ならば、
楽しく前向きに生きて行こうと思い、
タイへの移住を決意した。
私がタイへ行く場合旅行とは違い、
イサーンの奥様の実家へ里帰りする感じである。
いつも感じる事は、
どこか懐かしい思いを覚える事だ。
私が小さかった頃の生活スタイルが、
このイサーンではまだ見る事が出来る。
近所の人達との日常生活の中に、
日本の昔を思い出させる場面がある。
みんながオープンでおおらかで絶えない笑顔、
困ったときはお互い様の精神で、
近所の人達が採れた野菜を持ってきたり、
青マンゴーやバナナをくれたり気遣ってくれる。
近代的な都会より素朴な田舎の方が私は好きだ。
自然が好き、田舎が好き、
そして何よりタイが大好きである。
日本の冬の寒さがないこの国では、
すべてがオープンになれる。
例えれば日本の春から初夏を迎えて、
いよいよ夏本番になると心が騒ぎだし、
身も心も解放感に包まれる。
この感覚に似ている。
しかし、暑さとの闘いでもある。
毎日30℃を超える熱帯地方の暑さではあるが、
日本の夏のような湿気は無くカラッとしている。
そのため日陰に行くと過ごしやすい。
そんなタイの国への移住も悪くない。
最後は自分の好きな事をしながら、
楽しむことが理想である。
その理想を追い求めて最後に笑いタイ
私は旅が大好きだ。
そしてこれからも旅が続くと思う。
人生という長い旅が・・・・・
日本の国から、
外へ出てみなければ分からない事が沢山ある。
私の場合奥様の国がタイであるため、
まだタイの国しか分からないけれど、
他にもいろんな国に行ってみたい。
最後は何処にいるのか自分でも分からないが、
それまでは楽しみながら生きて行きたい。
そして最後に笑っている自分がいる事だと思う。