何故、タイに興味を持ったのか？
何故、タイに住みたいのか？
タイの彼女と知り合ってから、
早くも14年の歳月が過ぎようとしている。
知り合う以前はタイという国とは、
まったく縁もなかったし興味もなかった。
４０代で経験した離婚、そして再婚。
まさか外国の女性と結婚するとは
夢にも思わなかった。
生まれも育ちも違う国の人と出会って、
結婚する確率はどれくらいあるのだろうか？
数少ない確率の中で出会ったことは偶然なのか、
そして結婚したのは必然的だったのか？
人間の縁とは不思議なものだとつくづく思う。
自分の人生の中で、
離婚していなければ彼女と出会ってはいない。
仙台に住んでいる自分が、
宇都宮に住んでいる彼女には会うこともない。
離婚がきっかけで単身で千葉で仕事をするようになり、
たまたま上司がタイが好きで、
一緒にタイレストランやタイパブに行かなければ、
タイとは無縁の生活を送っていただろう。
タイの女性と知り合った経緯はこちらです。
初めて食べたタイ料理、
正直美味しいと思わなかった。
ところが一週間もすると、
もう一度食べてみたくなり、
タイ料理を食べに行ってみた。
更に、タイパブにも連れて行ってもらった。
上司がタイが好きだから、
たまたま一緒に行くことが出来たが、
ほかの国が好きだったら違う方向へ進んでいたと思う。
人生は分からない、
いつ、どこで、何が起きるか！
正直、離婚してから一人になり、
このまま一人で人生を過ごそうと思っていた。
ある程度歳を重ねていくと、
恋愛すること自体めんどくさくなる。
例えば気になる女性が現れた場合、
自分の事を良く見せたい為に、
どこかで無理をしたり架空の自分を作ったり、
見栄を張ったりと努力する。
一から付き合い、
ゴールするかしないかは一つの賭けでもある。
私にはそのような気力がなかったし、
気になる女性もいなかった。
そんな時まったく知らない
タイの国の女性と出会った。
彼女は私より11歳年下だが、
教えられることが沢山ある。
タイの国では9割以上の人が熱心な仏教徒であり、
もちろん彼女も仏教徒である。
毎晩寝る前に神様の前で両手を合わせ、
心静かにお祈りしてから眠りに就く。
今日も無事に過ごせたことに感謝しながら、
明日もまた良い一日を、
迎えられますようにお願いしている。
そしてみんなが
幸せでありますようにお祈りしている。
彼女からよく、
感謝の気持ちを大事にしなさいと言われる。
この世の中の物は、
すべて自然に基づいて生きている。
春になれば草花は芽を伸ばし花を咲かせる。
動物たちは長い冬眠から覚めて活動し始める。
渡り鳥達はまた長い旅へと飛び立つ。
誰が教えたわけでもなく、
本能や自然がそうしている。
朝になれば太陽が昇り、
夕方に陽が沈んでいく。
私達人間も自然の力により、
生かされていると思うようになった。
過去の自分では想像できない。
自己中心で勝手気ままに生きてきたのだから・・・・・
彼女と出会ってから、
過去の反省をしながら自分と向き合ってきた。
同じ過ちは犯さないこと、
自己中心の考え方を改める事、
まわりの人の気持ちを大事にすることなど、
私にはたくさんの問題点がある。
そして気付かされたことは、
「心臓は決して自分で動かしていない」こと。
即ち、自分で生きているのではなく
生かされている事だ。
あと何年生きて行けるだろうか？
答えは誰にも分からない、
自分でも分からない。
ならば今を大切に楽しく人生を過ごしたいと思う。
一人で好きなことで楽しむ、
二人で一緒に楽しむ、 みんなで楽しむ。
楽しむことを何より大切にしたい。
楽しみ方は人それぞれ違いはあるが、
最後に笑えれば良いと思う。
私が最後に笑っている場所はタイの国にしたい。
