鍋のような焼肉 その名は「ムーガタ」


 

 

タイで鍋といえば、
タイスキやチムチュムが有名であるが
もう一つ忘れてならないのが「ムーガタ」である。

 

 

日本のジンギスカン用の鍋があるが、

真ん中で肉などを焼けるように平らになっている。

 

そして淵のまわりは溝になっていて
スープをためる事が出来る。

アルミで作られている物が多い。

 

これは、すごい。
一石二鳥の鍋である。

 

 

私がパタヤに滞在していた時義理の兄夫婦達に、

「一緒に食事でも」と誘われ出かける事になった。

 

奥様と姉がタイ語で何を食べるか話しているようだ。

時折、「ムーガタ」という言葉が聞こえる。

 

そして、奥様から

「ムーガタ食べに行くよ」と言われ連れて行かれた。

 

 

季節は3月、

タイは乾季のはずだが、

この日のパタヤは雨降りで少し肌寒い。

 

宿泊先のホテルの向かい側の道路の角に

オープンテラスの鍋屋?があった。

 

テーブルに4人で腰掛けムーガタとチムチュムを頼む。

この店のシステムは、
バイキング方式で食べ放題。

 

ただし残したものは、
別途お金を取られるらしい。

これは完食せねばならない。

 

すぐにタイの七輪に乗った

チムチュム鍋とムーガタ鍋が用意される。

 

 

奥様と姉は次々に、

テーブルに肉類や野菜、海鮮などを運んでくる。

 

私はチムチュムは何度か食べたことがあるので

ムーガタ専門で食べてみた。

 

皿から肉を取り、鍋の真ん中で焼く。
鍋のまわりにやかんからスープを注ぐ。

そこに野菜やキノコやハーブなどを入れる。

 

肉が焼けたのでナムチム(タレ)をつけて食べる。

 

「・・・・・?」

 

普通の焼肉と変わりない。

 

 

そしてお椀に、

野菜とスープを入れて飲んでみる。

 

肉汁がスープに溶け込み深みのある味、

そこに少しナムチムを入れ

自分好みにアレンジして飲んでみた。

 

 

「あ~ しあわせ!」

海老や肉を焼く、そしてスープを飲む。

これは、ナイスアイデアである。

ムーガタを食べているとチムチュムがいらない。

 

なぜなら、ムーガタのスープに肉を入れると
チムチュムも作れるからだ。

少しずつ食べるにはちょうど良い。

 

箸が止まらない。
スープも止まらない。
そして、ビールも止まらない・・・(笑)

 

 

この「ムーガタ」に脱帽です。

 

タイ語でムーは豚
ガタは浅い鍋の事を言う。

 

発祥は定かではないが、

イサーン地方のコラートが有力である。

 

韓国の焼肉をタイ風にアレンジしたとか、
日本に行ったタイ人が、
ジンギスカンと韓国式焼肉を食べ

タイでアレンジしたとか定かではないが、
いづれにしてもアイデア満載の鍋である事には間違いない。

 

 

いまではタイの定番で
どこでも食べる事が出来る。

 

店によりシステムが違うが、
バイキング方式が多い。

 

一人〇〇バーツや、

食べ放題〇〇バーツなど看板に表示している。

 

タイへ行ったら忘れずにお試しあれ!

 


この記事に関連する記事一覧

コメント1件

  1. […] ムーガタを知らないひともいると思うので ムーガタについてはこちらの記事を参照にしてください。 […]

コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

トラックバックURL: 

ページの先頭へ