アユタヤの偉大なる王「ナレースワン」に挨拶


 

 

ナレースワン(サンペットⅡ世)は
アユタヤ王朝21代目の王である。

 

 

サンペット1世(マハー・タンマラーチャー・ティラート)を

父に持つピッサヌローク生まれ。

 

1563年

父が治めていたピッサヌロークが

ビルマ(現ミャンマー)に攻められ、

ナレースワンが人質としてビルマに連行される。

 

 

幼少期は「オングダム」と呼ばれていた。

肌が黒いという意味のニックネーム。

 

人質時代ビルマにて闘鶏に親しみ、
軍鶏を可愛がっていた。

 

 

 

1584年

長い間ビルマの属国になっていたアユタヤが独立する。

 

その後1590年に、

父のサンペット1世が亡くなり王位を継いだ。

 

兵士の強化のため、
ビルマの人質時代に学んだ格闘技を教え、
それが国技でもあるムエタイになり、
ムエタイの創設者として今でも崇められている。

 

 

1593年

ビルマの王子との一騎打ちで勝利を収め、

アユタヤ王国を再興した。

 

 

1604年

ビルマのタイ系シャン族を保護するために、

北上したが途中チェンマイの北部で病に倒れる。

 

「軍神」「闘神」と称され、

タイの三大王の一人でもあり、

現在タイの50バーツ紙幣の裏に

肖像が使用されている。

 

 

 

 

私は時代物小説が好きで、

日本の戦国時代の本を読んでいる。

 

ナレースワンを知りたくて、

本を探したが翻訳されていない。

 

タイ語は読めないので、

DVDで「キング・ナレースワン」を見た。

 

 

第一部序章から第6部完結編まであるのだが、
日本で見れたのは第2部の

「アユタヤの勝利と栄光」までで、

その他はタイ国内でしか見れない。

 

タイを訪れた際に見たかったが、
そのままアユタヤに行き

「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」に

併設されているきれいな公園施設内の

ナレースワン大王廊に逢いに行ってみた。

 

 

 

橋を渡ると歩道の周りにいる、

たくさんの軍鶏と象が私達を歓迎してくれる。

 

 

 

早速、建物の中へ足を踏み入れると、

そこには高台から見下ろしている

キング・ナレースワンが、
「やっと来たか、まず飲め!」と

言わんばかりに私に酒瓶を傾けている(笑)

 

 

 

 

その前にひざまずき手を合わせ挨拶をする。

 

DVDを見たせいもあり、

何故か親近感が湧いてくる。

 

 

 

 

アユタヤはもちろん、

チェンマイでもナレースワンと軍鶏を見かける事が多い。

 

偉大なるタイの王様、
これからもよろしくお願いします。

 


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