奥様の故郷「サコンナコーン」


 

850㎞の大移動

 

私の奥さんは、
タイの東北地方(イサーン)出身である。

その中のサコンナコーンという街が、
私の奥様の生まれ故郷だ。

 

日本で例えれば、
東北の仙台あたりだろうか?

 

サコンナコーンは、
以外と大きな街で空港もある。

 

更に、学校、病院、市役所、ショッピングモールなど
私の住んでいる仙台とあまり変わりないが、

ローカル色が濃く昔の仙台を思い出す。

 

この街を目指して車での大移動が始まる。

 

初めてタイに来て、

バンコクからパタヤまで
奥様の親戚の車で移動した。

 

 

パタヤでは兄弟達が待っていた。

 

奥様の姉夫婦はドイツからのタイ入りで、

私たちより1週間早く着いてた。

 

パタヤで合流してからみんなで食事をしたり、
パタヤフォーティングマーケットで買い物をしたり、
カウシージャンという山の岩肌に描かれた神様を見たり、
パタヤビーチでまったりしたりとパタヤを満喫した。

 

 

 

丸2日間をパタヤで過ごし、

3日目の夜中の3時にいよいよ出発。

 

一度パタヤの市場で魚介類を大量に仕入れ、
モーターウェイ(高速道路)で

チョンブリー経由バンコクを目指す。

 

バンコクから東へ向かい、

サラブリーという街に入り遅めの朝食となる。

 

道路沿いの2階建てのバンガロー風なレストラン

仕切りはなくフルオープン、

暑い日差しの中で風が気持ちいい。

 

 

私はタイのチャーハンとラーメン(笑)を頼んだ。
・・・・・うまい!

じつにうまい、

 

ラーメンも麺の種類が色々あり、
米の麺を選んだがベトナムのフォーみたいな
あっさりとしたスープ。

そこに、薬味を入れるのが定番らしいが、

まずはノーマルで食べてみる。

 

 

そしてパクチーをちょっと入れ、

唐辛子の入った酢を入れ南蛮をふりかけ
食べると、これがまた合う。

 

私好みの味になった。

 

おなかを満たしたところで出発。

 

コラートを通過して、

マハーサーラカーム経由カーラシンに着いた。

 

車に乗りながら感じている事がある。

日本の風景とはまるで違う、

北海道を思わせるような広い道と、
まっすぐに伸びる果てしなく続く道路。

 

街を過ぎると田園風景が広がり、
ところどころバナナの木やヤシの木が群生している。

 

 

いままで平坦な道を走ってきたが、

ここにきて初めて山道になる。

 

道端には露天がずらりと並び活気に満ちている。

 

売られているのは、

プットサーノーンという

青りんごを小さくした感じのフルーツ、
サクサクとしていて、あまくておいしい。

 

 

ほかにワーイと呼ばれる
細いタケノコに似たようなもの。

 

イサーンのカレーによく使われる野菜で、

独特の苦味があり炭で皮を焼いてむいてから、

カレーやスープなどと一緒に煮込む。

 

この地方には欠かせない野菜らしい。

 

ここでもプットサーノーンと
ワーイを大量にしいれた。

 

 

くねくねと続く山道をしばらく走ると、

少しづつ民家が見え始め
だんだん街らしき風景へと移ってきた。

 

広い国道22号に合流してから交通量も増え、

空港や学校などが見え始め、
道路沿いには色々な店や屋台などが並んでいる。

 

奥様から「そろそろ着くよ」といわれ、

車は一度Uターン。

 

中央分離帯があるため右折が出来ないので、

Uターンゾーンにて一度来た道を戻る。

やっと着いた。

 

 

 

時間は夕方の5時頃、
まだたっぷりの日差しがあり暑い。

 

さっそく義理の母親にあいさつを
「サワッディカップ」

すると、

「やっときたか日本の息子よ」
と返ってきた。

 

 

なぜか、
心にジーンとするものがこみあげてきた。

 


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