食材天国の街「サコンナコーン」


 

サコンナコーンのムアンの市場

 

毎週土曜日や日曜日など、
近くの広場で市場が開かれてる。

 

中を覗いてみると、

色々な種類のハーブや野菜、そして魚介類。

海が近くないため、

魚介類は川や沼のものが多く並んでいる。

 

魚は小魚からティラピアやなまず類が、

小さいものから大きいものまで種類豊富にある。

 

 

かえるや川蟹や貝も置いてある。

貝は、田んぼの巻貝や
川にいるカラス貝のようなものなどある。

 

海の魚の鯵が売られていたが、

そのまま干して塩漬けにしており
何故か頭の後ろに包丁が入れられ、
への字になっている。

 

 

塩を落として炭火で焼いて食べると、

ほど良い塩加減でおかゆに合う。

 

食べてみて以外なのがなまず

 

日本にいる黒いやつと同じで、
腹を開いてはらわたをきれいに取り除き、
塩を振って炭火で串焼きにする。

 

 

これがまたうまい。

例えるならば日本のほっけ。

 

香ばしい味に背中にほど良く脂がのっていて絶品だ。

 

 

そのほか果物もたくさん並んでいる。

 

そのまま食べるもの、調理用のもの、

加工しなければならないものなど・・・

 

また肉はすべて、
ブロックに分けられて売られている。

 

豚の頭、前足、後ろ足、胴体という感じ、

内臓は氷の入ったバットに,

種類ごとに分けられて売られている。

 

 

牛は見かけなかった。

 

鳥も丸裸の1羽ごと、
ニワトリやアヒルや鴨

そこにニワトリの足だけ売っていたので買ってみた。

 

油でサッと炒めたのと、

炭火で焼いたものと両方食べてみた。

 

これもまたうまい。

 

独特のたれ(ナムチム)に付けて、

豚足を食べるようにむさぼりつく。

 

ビールが止まらない(笑)

 

 

 

虫を食べる食文化

 

 

市場にはあらゆる虫たちが並んでいた。

 

田んぼに昔よくいた、

タガメやゲンゴロウ、川虫やイモムシ系
セミやクワガタ、カナブンやコオロギ

 

奥様曰くセミは美味しいらしい?
油でカラッと揚げて食べる。

 

オタマジャクシもあった。

 

少し手足が出てきたくらいが美味で、
実家ではスープに入れて旨そうに食べていた。

 

私はアリと蟻の卵を食べてみた。

アリは酸っぱい、
もちろんそのままで食べた。

 

以外なのが蟻の卵、

卵焼き(カイジャオ)に入れて食べたが旨かった。

 

味そのものは表現しづらいが、

食感がよくご飯に合う。

 

 

 

川虫などはスープに野菜やハーブを入れて食べる。

 

これに欠かせないのが、

ワーイという苦いタケノコに似ている山菜

酸っぱい、苦い、辛いスープ

薬膳スープのイメージだ。

 

 

 

万能調味料ナンプラー

 

 

タイといえばナンプラーが有名である。

殆んどというくらい、

タイ料理には欠かせない調味料だ。

 

独特のにおいがあり、
日本人は苦手な人も多い。

 

 

サコンナコーンで有名な鳥焼き(ガイヤーン)

ニワトリ一羽をひらいて、
細く割った竹に針金で固定して、

開いた状態で炭火で焼いて売っている。

 

 

味付けはナンプラーが主役、

その店オリジナルの薬味が調合されたタレを、

鶏全体に染みこませている。

店からは独特の
香ばしいにおいが立ち込め食をそそる。

 

鳥焼きを注文すると、

大きな丸太を切ったまな板の上で、
中華包丁で骨ごと「パンパン」と
カットしてくれる。

 

そのままでもおいしいし、

好みのたれ(ナムチム)
に付けて食べるとさらに美味しい。

 

日本では見かけない、

鳥の腸の串焼きもあり食べてみた。

 

食感はコブクロみたいに、

コリコリしてビールにとても合う。

 

これも味付けはナンプラーが主役。

 

以前、奥様の実家で
豚の頭をご馳走してもらった。

 

耳や鼻などカットして、

頭を食べやすい大きさに切り、

ナンプラーをつけてオーブンで焼くのみ
これがまた、最高にうまい。

 

 

初めて食べたのが、豚の脳みそ

 

当然、オーブンで焼いて食べるのだが、
量はわずかしかない。

貴重な部位を御裾分けしてもらい食してみた。

 

味は、鱈の白子に似ていて、

ほんのり甘みがあり美味である。

 

 

このように、
どんな料理にも合うナンプラー

 

この魔法の調味料に、
タイの食の奥深さを感じた。


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