誰も教えてくれない「パタヤビーチ」の実態

 

タイの観光の定番でもあるパタヤビーチ、
アジアを代表するビーチリゾートとして有名である。

 

バンコクから車で2時間半の便利な立地にあるため、
各国からの観光客でにぎわっている。

 

私も何度か訪れているが、
ガイドブックには絶対載っていない裏事情を紹介したいと思う。

 

 

 

 

パタヤビーチの実情

 

パタヤには、7つのビーチがあるが

ノース、センター、サウスと大きく分かれていて
各ビーチは、中国系、インド系、ヨーロッパ系と分散している。

 

ビーチサイドには、
どこもびっしりとビーチパラソルが並んでいる。

 

場所により、値段に違いはあるが
だいたい ひとり80バーツから100バーツが相場である。

(1バーツ約3.4円)

 

リクライニングチェアが
木製の布のシートのものが大半で、
中にはプラスチックの椅子だったり、
リクライニングしないものだったり、
多種多様にテーブルとセットで並んでいる。

 

基本は1日レンタルしても同じ料金

早速、ビールを買ってまずは乾杯。

私は、リオのビールが好きだ、
安くてさっぱりしていて飲みやすい。

 

 

タイの物価は日本より安いが、
物によっては日本と変わらない。

酒類やたばこなどはほぼ同じである。

 

ビールを飲みながらリゾート気分を味わい、
ゆっくりと流れるタイの時間に、
日本での慌ただしさを、
ここでは忘れさせてくれる。

 

少し泳ぎたくなり海に向かった。

波はない穏やかな海だが少し濁っている。

 

 

写真とは違うなと思いながら、
足を進めていくと違和感が・・・

 

 

なんとビンの欠片

 

 

幸い尖った部分ではなかったので、
大事には至らなかったが
ひとつ間違えば足の裏に刺さっていた。

 

よく砂浜を見ると、
あちらこちらにビンやビニール袋などの、
ごみが無造作に捨てられている。

 

「なんじゃこりゃ~」

 

これが有名なパタヤビーチ?

 

正直がっかり、
日本の海水浴場のほうが、
まだきれいだと思った。

 

最近はパタヤもごみ問題に力をいれ、
大がかりな一斉清掃を定期的に行っている。

 

 

 

トイレ

 

ビーチでくつろいでいると、
度々やってくる尿意感
ビーチ自体にはトイレがない。

 

道路を挟んで向かい側に、
たくさんの店やショッピングモールなどがあり、
トイレのたびに借りに行かなければならない。

 

ただし、トイレはほとんどが有料である。

 

1回5バーツ 紙は3バーツ

 

ビールを飲んでいると頻度が増す、
そのたびにお金がかかる。

 

 

最近は、ロイヤルガーデンプラザという、
ショッピングモール近くの
ビーチパラソルしかレンタルしない。

 

 

なぜなら、
モール内のトイレはただで利用できるし
トイレットペーパーもあるし洋式できれいだ。

 

他の店のトイレの場合、
ほとんどが和式タイプ。

 

用を足した後は、
水瓶(水をためる壺のようなもの)に
手桶があり汲んで流す方式。

 

水をためる物も色々あり、
大きな甕(かめ)だったり、
ミニバスタブみたいなものだったり
大きなバケツだったり様々だ。

 

 

物売り

 

ビーチでくつろいでいると突然現れる物売り。

 

それも、一人や二人ではない
次々と現れる多種多様な売り子。

 

 

宝くじを売って歩く人、フルーツ売り、

からあげなどのおつまみ、フットマッサージ、

おもちゃ売り、ビーチボールや浮き輪売り、
パラセーリングやバナナボートの勧誘

剣先いかを炭火であぶって売っている焼きするめ屋

 

珍しい商売を見た。

 

鳥籠をぶら下げて歩いてくる親子、
子供が鳥かごを持っている。

籠の中にはすずめらしき鳥が数羽いる。

 

母親は松葉杖をつきながら近づいてくる。

 

なんだろう?

 

母親は両手を胸の前で合わせながら、
タイ語で何か頼んでいる。

 

 

私の奥様の通訳である。

 

「私は体が不自由で、この子と二人で生活しています。
食べて行くのがやっとなのです。
どうかこの鳥を買ってください、お願いします。」

 

 

「買ってどうするの?」

 

「逃がしてやってください、それによりあなたは
仏教の教えである徳を積む事をしたのです」

 

「いくら?」

「350バーツ」

 

日本のお金で1200円くらい

 

かわいそうだなぁと思い買おうとしたら、
奥様からピシャリ・・・

 

後から奥様から、
あれは演技、 同情してもらい鳥を売る商売。

 

あんな鳥はその辺にいっぱいいる
母親の松葉杖もうそだから・・・と

 

タイのハングリー精神に脱帽です。


ページの先頭へ