山形蔵王と言えば
温泉やスキー、または県境にまたがるお釜で有名である。
その温泉街の真ん中を酢川が流れていて温泉街を二分割している。
豊富な蔵王の源泉を惜しみもなく流している。
私的に「もったいない」と思う(笑)
温泉街を歩いていると食堂や旅館にジンギスカンの看板を目にする。
何故、ジンギスカン?
私の中ではジンギスカンと言えば北海道というイメージが強い。
そこで、蔵王のジンギスカンを調べてみた。
すると生ラム肉を使用した焼肉は山形蔵王が発祥であることが分かった。
その中でも元祖と呼ばれる「ジンギスカン・シロー」
ここの初代店主の伯父が、
日本緬羊協会の会長を務めていたらしい。
技術交流のためモンゴルに渡った際、
鉄兜で羊の肉を焼いて食べる光景を目にして、
地元山形で広めたのが始まりとされている。
国道13号線から蔵王公園線を、
東に少し入ったところに「ジンギスカン・シロー」がある。
ここではお土産用として販売もしてくれる。
さすがに元祖、
入り口には歴代のジンギスカン鍋が展示してある。
ここにジンギスカンの歴史の記事も掲載されている。
私のタイの奥さんはジンギスカンを食べれない。
以前ほかのところで味付きのジンギスカンを食べた時、
独特の癖がありそれ以来食べなくなった。
私も同じ感想でジンギスカンにはあまり興味がなかった。
しかし、生ラム肉が気になり口コミを見ても
まったく癖がなく美味しいと評判だったため、
タイの奥様を口説いて店を訪ねた。
数人のお客さんが居て店内は煙が充満している。
焼肉屋という感じである。
ジンギスカンの並定食(1.500円)を二人前頼んでみた。
因みに特上もあり、こちらは一人前2.000円
定食にはご飯に味噌汁、漬物、一品が付く
焼き方の説明を受けて早速野菜から焼いてみる。
山形らしいこんにゃくもついている(小笑)
鍋の一番上にラードを溶かして生ラム肉を焼いて行く。
肉汁が流れ落ちて野菜と混じり合いこれもまた旨い。
肉は本当に臭みも癖もなく美味しい、
こんな美味しいラム肉を食べたのは初めてである。
そのラム肉の旨さを引き出してくれるタレも格別、
オリジナルの深みがあるうまいタレ、ご飯がすすむ。
味は絶対間違いない、
持ち帰りもできる鮮度抜群の柔らかいラム肉。
タイの奥様もすっかり生ラム肉の虜になってしまった。
あまりにも美味しいので、
生ラム肉の追加とご飯の追加をしてしまった。
ラム肉はヘルシーと言われている。
しかし、調子こいて食べすぎると太ること間違いない(苦笑)