初めてタイに行き、
サコンナコーンのお寺に行ったとき、
9体の神様が並んでいた。
あまり気にしなかったのだが、
チェンマイに行ったとき寺院巡りをしていた時も、
9体の神様が並んでいた。
すると奥様から「自分の生まれた曜日は?」と聞かれた。
当然分かるわけがない。
すると、
「タイの人はみんな自分の生まれた曜日を分かっていて
その生まれた曜日の神様を大切にする習慣があるのだよ」と
言われた。
早速私の生まれた曜日を調べてもらったところ、
月曜日である事が判明。
9体の神様は全部曜日の神様だった。
インドの古代宗教バラモン教の占星術に基ずく
9人の神様が起源とされている。
9人の神様が仏教の伝来と共に9体の仏陀に変化した。
そのうちの8体が曜日の仏陀に、
残り1体が毎日の仏陀になっている。
1週間に割り振りするため、
丁度真ん中の水曜日を昼と夜に分け2体の仏陀がいる。
左から順に説明しよう
日曜日
仏陀が菩提樹の下で7日間の瞑想を行った時の姿
曜日の色は赤
月曜日
昔、川沿いに二つの国があり
飢餓や日照りによる水不足をめぐり争いを始めたため、
仏陀が右手を差し出して飢餓と日照りによる水不足を治め、
二つの国に和平をもたらした姿。
曜日の色は黄色
私の生まれた曜日の仏陀
大切にしている
火曜日
仏陀が入滅したとき(悟りを開いたとき)の姿
曜日の色はピンク
水曜日(6時~18時)
仏陀がお布施をもらう姿
曜日の色は緑
水曜日(18時~翌6時)
仏教の教えに誰も耳を傾けなった頃、
森の動物たちに語りかけ説法している姿
曜日の色は黒
木曜日
仏陀が瞑想から覚めて悟りを開いた姿
曜日の色はオレンジ
金曜日
仏陀が悟りを開きこれから人々に説法へと赴く前の姿
曜日の色は青
土曜日
仏陀が7日間の瞑想に入っているとき
雨嵐から菩提樹の葉が竜(ドラゴン)と
蛇(ナーガ)に変身して仏陀の身を守っている姿
曜日の色は紫
毎日
魔王マーラに勝利したときの姿
色は金色
日本にはないタイの曜日の神様
そして、タイの人達は自分の曜日の神様をはじめ、
色や方角、守護動物などを信じ深く信仰している。