アユタヤの忘れられない「チムチュム」の味


 

 

私が初めてアユタヤを訪れた時、

宿泊していたモダン作りのホテルから
歩いて10分くらいの場所に、

セブンイレブンとKUMONが入っている雑居ビルがある。

 

その前は、通りに面していて広場になっていて

屋台がずらりと並んでいる。

 

学生やカップルや家族連れでにぎわっている。

 

屋台の前にはテーブルとイスがセットされていて、

外で食べることができる。

 

どの店の冷蔵ケースの中には、

色々な野菜やハーブ、海鮮や肉などが並べられている。

 

ふと、目に止まったのが真っ白なセンマイ。

 

奥様に食べたいとリクエストすると、

焼くか鍋にするか聞かれ、
私は鍋を頼んでもらった。

 

センマイのほかにハツとガツも追加してもらう。

 

鍋が来るまでビールでのどを潤す。

 

少しして、
目の前に炭火にかけられた壺が用意された。

 

 

 

この壺はモーディンという茶色い素焼きの鍋、
中にはスープが入っている。

 

このスープは、こぶみかんの葉・ニンニク・ナンプラー、

ナンキョウ・レモングラスなどで風味付けされ、

店により味が違うらしい。

 

 

 

 

次に、大きな皿に頼んだ肉と生卵、

もう一つの皿には、

白菜・えのき・しいたけ・パクチー、

そして春雨が乗っている。

 

 

作るのは奥様。

 

スープが熱くなってきたら、

野菜をパラパラと入れ、

肉と生卵を混ぜて鍋に入れる。

 

30秒くらいで鍋から取り出し、

器にスープと一緒に入れる。

 

小皿にナムチム(辛いたれ)が何種類かあり、

オレンジ色の酸っぱい辛いたれを

スプーンで少しだけ入れて食べてみた。

 

・・・・「うまい」

想像以上にうまい

 

特に私は白センマイが旨かった。

 

更に奥様は春雨(ムンセン)を鍋に入れ、

茶こしの様なお玉で私の器に入れてくれる。

 

この春雨が良い仕事をしてくれる。

 

肉、野菜、春雨の絶妙な食感が楽しめる。

 

 

発祥はラオス、

イサーンの代表料理の一つ「チムチュム」

 

意味は、

チム(ちょっと浸す)

チュムも同じ意味。

 

スープにちょっと潜らせ、
タレをちょっと付けて食べる。

 

鍋風にナムチムを入れ、

スープと一緒に食べるのも旨い。

 

ナムチムに付けながら、

肉や野菜を食べるのも旨い。

 

 

タイへ行ったら必ず食べてほしい鍋料理です。

 

 


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